2013年2月6日 高校登山部 竹ペグづくり -雪上トレッキング準備-
今週末(2月9日10日)に、高1は比婆山で雪上トレッキングを行います。冬山は特に入念な準備が必要。行動計画・装備計画・食糧計画を立てたので、今日は実際に装備をそろえていきます。
まず、「竹ペグ」づくりから行いました。
「竹ペグ」とは、雪上設営用のペグ(くい)です。雪の上では土のようにペグを打ち込むことができないので、「竹ペグ」を雪の中に埋めてテントを張ることになります。剣道部から廃棄竹刀をもらい、分解して、のこぎりで切ります。
短く切った竹を十字に組み合わせて、ひもでくくります。これが「竹ペグ」です。ひもがしっかり結べているか、きちんと点検します。一つのテントにこれが12個必要。予備も含めると、けっこうな数になります。みんなで協力して作ります。
冬山初体験の高1諸君は、こんな作業も楽しくてしょうがありません。「竹ペグ、まじおもろい!」の声が聞こえます。
顧問にとっては「…?」なのですが…
次は、テントの準備です。「穴・やぶれ」「ファスナーの破損」「ポールの破損」「ひもの破損」etc、直接、見て触ってチェックします。
その他、コッフェル、ツェルト、救急セットなどなど、点検し準備するものはたくさんあります。
いつも行っていることですが、今回は特に念入りに行います。雪の中で右往左往するのはいやですからね。
最後に、「かんじき」を点検して、装着練習をします。「かんじき」とは雪の上を歩くための道具です。初めて見る子たちは、キャッキャッとさわいでいます。これも慣れないとすぐに外れるんですよね。今日はとりあえず、履き方だけ覚えました。実際に雪の上でやってみないとわからないこともあります。現地でみっちりと勉強しましょう。
さてさて、どんな遠征になるのでしょうか?
「雪の上でテントを張って寝た」という体験は、男の子に一つの大きな自信を与えてくれます。また天気がよければ、すばらしい景色が待っています。
よい遠征になりますように! またご報告します。